■ポンポンスタンパー作成手順
■ポンポンスタンパー
■浸透印付属材料
■浸透印用機器工具
■ポンポンスタンパーの作成比較
ポンポンスタンパーについて、浸透印パッドを水に浸してからレーザー彫刻を行う場合と、水に浸さず行う場合の違いについて検証しました。
■ 水に浸さずに作成した場合
@浸透印パッドの水色の面を上にし、そのままレーザー彫刻機で加工します。このとき削りカスは浸透印パッドを水に浸した場合より広がりやすくなります。
A彫刻後の浸透印パッドについたススををブラシで落とします。水に浸さずレーザー彫刻を行った場合は加工された面は黒っぽくなります。
B浸透印パッドをポンポンスタンパーのサイズに合うように余分な面を切り取ります。
■ 水に浸して作成した場合
@浸透印パッドを充分に水に浸し、水から浸透印パッドを取り出したのち、余分な水はふき取ってからレーザー彫刻機で加工します。
A彫刻後の浸透印パッドについたススををブラシで落とします。水で洗い流すようにブラシで落とすと、加工による汚れが目立たなくなります。加工した面は黄褐色になります。
B浸透印パッドをポンポンスタンパーのサイズに合うように切り取り、乾かします。乾燥方法はさまざまですが、ここでの手順ではホットプレートを保温程度に温め15〜20分程度温めて乾燥させています。(ホットプレート使用の場合は焦げないよう気を付けてください)
■ 共通作業内容
C浸透印パッド部分をはめ込み易くするため、取り付け部分を高くしておきます。
D浸透印接着剤を使用しポンポンスタンパーに印面を接着します。
E接着ができたら、印面いっぱいに乗せるようにインクを点します。全面にインクを乗せたのち、浸透させ、2〜3回インクを追加してください。(※ポンポンスタンパーの作成手順とは異なりますが、状況に応じて作成してください)
インクを点したとき、作成方法の違いによってインクの浸透時間が異なります。水に浸してから加工、乾燥させた浸透印パッドの方(写真右側)がインクの浸透が早く、水に浸していない方(写真左側)がインクの浸透は悪くなります。
印面の仕上がりについては、大きな違いはありませんが、水に浸した場合の方が細部の再現がしやすくなります。浸透印パッドの保管・購入時期、あるいはレーザー加工機の精度によっても状況の変化は考えられますので、製作状況に応じて作成手順を参考にしてください。 | |
▲水に浸していない場合 | ▲水に浸透した場合 |